ここはもともと日本が台湾を統治していた時代に建てられた酒造工場だった。
誕生したのは1914年。だから今でも1914って数字が名前に残っている。

酒造工場の役目を終えてからは、そのまましばらく放置されていたので中は荒れ放題。ほとんど廃墟状態だった。
そんな中、とある劇団がこの建物の中で演劇を開催したら徐々に人気が出て、評判となっていった。そのおかげで、ついにこの建物が正式に芸術文化空間として認められることになった。

ちなみに私は、放置されてた時代に、建物に忍び込んだ台湾の若者によって描かれた二次元アート作品だ。落書きアートとも呼ばれているが。

タンチョウ鶴は日本の鳥だと思っていたかもしれないが、中華民族の間では長寿や夫婦円満の象徴として尊ばれている。この建物がもともと日本に縁があるだけに、ここにも共通点があるとは、なかなか興味深い。

 

 

崋山1914創意文化園区/台湾

もともと日本の酒造工場だった建物をリノベーションして誕生した施設。現在台北市の文化・アートイベントの発信地として知られている。
古い建物がフォトジェニック。

No. 1, Section 1, Bade Road, Zhongzheng District, Taipei City, 台湾 100

≪アクセス≫

○MRT忠考新生駅から徒歩3分