看板娘

看板娘

いらっしゃいませ。今日も日射しが強いですね。日焼け止め、ちゃんと塗りました? 南仏プロヴァンスの強烈な紫外線、甘く見ると痛い目にあいますよ。

私はこの看板屋の売り子で、ずっとここの店番をしています。オーナーはちゃんと別にいるけど、暑いから家の中にずっといてちっとも出てきません。というわけで、実質私がお店を切り盛りしているというわけです。

私からしたら、なんでこんな物を買う人がいるのか理解に苦しみますが、色んな趣味の人がいるものですね。今日のおすすめは、私が今手に持っている「LE JOURNAL」の看板。旅の気分をかきたてられること間違いなしですよ。ほかにも結構掘り出し物も多いので、こういう品って一期一会ですね。使われなくなった道の看板はよく出てくるけど、列車の看板がなかなかレアで、鉄分多めの人にとっては喉から手が出るほど欲しくなるんだとか。私は全然理解できないけど。

いつも同じ街の一角にこのお店を出しているから、毎週同じ感じに見えるかもしれないけど、少しずつ売れていく分、並べる看板も変わっていってます。え?列車のレアものが欲しいって?
わかりました。じゃあ、また来週日曜、来てください。それまでにレアものを仕入れておくよう、オーナーにお願いしておきますね。

 

リル・シュル・ラ・ソルグの骨董市/フランス・南プロヴァンス

大規模なアンティーク市が毎週日曜に開かれる運河の町、リル・シュル・ラ・ソルグ。市の規模はフランス1!
フランスのプロのバイヤーも掘り出し物を求めて訪れるのだとか。ところせましと並べられるアンティークの食器や理念、家具、レース、紙モノなど、古いものが好きな人にはたまらないはず。石鹸やオリーブオイル、新鮮な野菜などの店もたくさんあるので、マルシェ好きも楽しめる。

L’Isle-sur-la-Sorgue, フランス

≪アクセス≫

Avignon Center駅からCavaillon行きのSNCF(国鉄)で約30分。6個目の駅。